労組日本プロ野球選手会の前会長でヤクルトの古田敦也監督は22日、日本プロ野球組織(NPB)がドラフト(新人選択)会議の希望入団枠の撤廃を来季からとしたことについて、「(実施方法が)決まらないから今年は撤廃しないというのは納得できない。おかしい」と苦言を呈した。
NPBは21日の代表者会議で、08年3月までにドラフト制度の詳細を決め、同年ドラフトから希望入団枠を撤廃する方向性を示している。しかし、古田監督は「(ドラフト制度を練り上げる)時間がないというのを理由にしていたようだが、まだ3月。時間がないというのは説得力がない」と反論した。
倉島今朝徳専務が、今年のドラフトでヤクルトは希望入団枠を使わない考えを表明したことには「球団がそう言うなら、それでいい」と話した。
毎日新聞 2007年3月22日 21時39分 (最終更新時間 3月22日 22時11分)