大银行6集团发表了2006年9月中间连结决算。从发表结果看，6集团总计(本期)最终利益比前一年同期增加了0.3％，达到17,352亿日元，连续2年更新了最高收益数额。除了融资对象企业业绩恢复、从前一年同期开始持续出现不良债权处理费用的“返还利益”之外，利索那持股公司提前缴纳的税金被退回来以后，这笔费用以“迟延税金资产”的形式被计算入资产，计算期间从1年扩大到了5年，这些特殊原因，提高了银行的最终利益。但另一方面，银行的正常业务的盈利情况，6集团总共比前一年减少了23.4％，跌到15,968亿日元，利索那以外的5集团盈利减少，基础性收益能力明显减弱。

高利贷业务出现赤字，是收益减少的主要原因

三菱UFJ提出了免除ATM手续费   三菱UFJ金融集团（FG）的最终收益比前一年减少了28.7％，跌至5,072亿日元。瑞穗FG则增长了15.9％，为3,923亿日元。三井住友FG比前一年减少了37.9％，跌到2,436亿日元。利索那HD比前一年增长了164.5％，涨至4,609亿日元。住友信托增长了19.0％，为639亿日元。三井信托HD增长了14.2％，为669亿日元。瑞穗，利索那，住友信托银行，三井信托HD的4集团的收益达到过去最高。利索那HD虽说是靠延期税金计算入资产的效果，仍然是紧接三菱UFJ位居第2。

   去年不良债权费用的返还利润，令三菱UFJ收益提高，而今年则大幅度减少。三井住友由于摊派金融衍生品，受到金融厅的行政处分，收益比前期减少了约250亿日元，扯了公司利润的后腿。按持股法的统计方式，大型消费者金融(高利贷)Icom公司，Promise公司过去他们的收益，提升了三菱UFJ和三井住友的收益，但是消费者金融由于灰色利息问题，借贷者要求他们返还多交的利息，公司出现了大幅度的赤字，结果让三菱UFJ减少了大约1,000亿日元的收益，三井住友也减少了大约350亿日元。

利索那之外5集团增加分红

   另一方面，显示银行正常业务的利润则在下跌。由于日银解除了零利息政策、国债等运用环境恶化、银行间竞赛导致面向企业贷款的差额利润缩小，包括“利索那”在内的所有集团均未能克服这些问题。

   2007年3月期的最终利益预计6集团总计为29,600亿日元，将低于2006年3月期的最高收益31,215亿日元。瑞穗FG的前田晃伸行长说：大银行“还处于‘久病初愈’的状态。”报表也说明银行远没有恢复元气，但为了减少世间对银行赚钱过多的批判，除利索那之外5集团在前期决定增加股票分红。

   同时，三菱UFJ提出免除便利店的ATM(现金自动存取款机)手续费，瑞穗将ATM的工作时间延长，开始回馈客户。但是存款利息的超低利率将持续不变，银行离提高顾客满意度，路途依旧遥远。

大手銀行6グループが発表した2006年9月中間連結決算によると、6グループ合算の最終（当期）利益は前年同期比0.3%増の１兆7,352億円と、過去最高益を2年連続で更新した。融資先企業の業績が回復し、不良債権処理費用の「戻り益」が前年同期に続いて生じたほか、りそなホールディングス（HD）は前払いした税金が戻るとして資産計上する「繰り延べ税金資産」の計上期間を１年間から5年間に拡大するなど、特殊要因が最終利益を押し上げた。一方、本業の儲けを示す業務純益は6グループ合算で同23.4%減の１兆5,968億円と、りそなを除く5グループが減益で、基礎的な収益力の弱さを露にした。

消費者金融赤字が減益要因

三菱UFJはATM手数料の無料化を打ち出した   三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ(FG)の最終利益は同28.7％減の5,072億円。みずほFGは同15.9％増の3,923億円。三井住友FGは同37.9％減の2,436億円。りそなHDは同164.5%増の4,609億円。住友信託は同19.0％増の639億円。三井トラストHDは同14.2％増の669億円。みずほ、りそな、住友信託銀行、三井トラストHDの4グループは過去最高益。りそなHDは繰り延べ税金資産の会計上の効果とはいえ、三菱UFJに次いで2位だった。

   三菱UFJは前年同期に利益を押し上げた不良債権費用の戻り益が大幅に減った。三井住友は金融派生商品の押し付け販売で金融庁から行政処分を受けたことで収益が前期末比で約250億円減だったことも足を引っ張った。また、三菱UFJと三井住友は持分法適用会社の大手消費者金融のアコム、プロミスなどがこれまで利益を押し上げてきた。しかし、消費者金融が今期、グレーゾーン金利による返還金請求の影響で大幅な赤字に転落したため、三菱UFJは約1,000億円、三井住友は約350億円の減益要因になった。

りそなを除く5グループが増配

   一方、本業のもうけを示す業務純益は落ち込んだ。「りそな」を含めた全グループは日銀のゼロ金利政策解除に伴い、国債などの運用環境の悪化、銀行間競争に伴う企業向け貸し出しの利ざや縮小などを克服できなかった。

   07年３月期の最終利益予想は6グループ合算で2兆9,600億円で、過去最高益だった06年３月期の3兆1,215億円を下回る見通し。大手銀が「まだ『病み上がり』である」（みずほFGの前田晃伸社長）ことを裏付けたものの、世間の儲け過ぎ批判に応え、りそなを除く5グループが前期末より増配を決めた。

   また、三菱UFJがコンビニのATM（現金自動受払機）手数料の無料化、みずほがATMの稼働時間延長など顧客還元を打ち出し始めた。ただ、預金金利の超低金利が続くのは変わらず、顧客満足度を高める道は遠い。