中国の四川省大地震による土砂崩れで川がせき止められて出来た唐家山の「震災ダム」で、8日夜、大きな余震がありました。
新華社通信によりますと、この地震による揺れはおよそ20秒間続き、周りの山では大規模ながけ崩れが起きているということです。
「震災ダム」の水位はすでに741メートルに達し、人工的に作られた排水路への自然放水も始まっていますが、水位はさらに上昇しているため、余震による影響を詳しく観察しています。
綿陽市政府は8日までに、ダムの3分の1が決壊した場合を想定して綿陽市の住民21万人を避難させています。(09日04:16)