中国・四川省大地震では6万9000人を超える人が犠牲となりましたが、被災地では今も余震が続いています。成都市内では8日、亡くなった人たちを供養するため、灯ろう流しが行われました。
中国では旧暦の端午の節句の日、6月8日に祖先を供養する灯ろう流しが行われます。
成都市内を流れる川では、地元の新聞の呼びかけに応じた大勢の人たちが集まり、灯ろうを川に流し地震で亡くなった人たちの供養を行いました。
一方、地震による土砂崩れで川がせき止められて出来た唐家山の「震災ダム」で8日夜、大きな余震がありました。
新華社通信によりますと、周りの山では大規模ながけ崩れが起きたということです。
「震災ダム」では、人工の排水路への放水も始まっていますが、水位はさらに上昇しているため、余震による影響を詳しく観察しています。(09日10:58)