家庭の電気代の4分の1を占めるエアコンは、買い替えるだけで省エネ効果があると言われる家電の代表格。10年以上前のエアコンをお使いなら、本当に買い替えた方がお財布にも環境にも良いかもしれませんね。そこで今回は、2008年度新製品から「省エネ大賞」に選ばれた2メーカーに注目。省エネ性能はもちろん、快適性能もしっかりアップしています。では、ガイドおすすめのポイントをご紹介したいと思います。
■ステンレス仕様でクリーン~日立エアコン・白くまくん
キャラクターの「白くまくん」がメタル仕様になっていたり、「ステンレスママ」が登場するCMが印象的な日立のエアコン。内部にステンレスをはじめ、防汚・除菌効果の高い金属を採用しているのが最大の特徴です。さらに最上位機種である「Xシリーズ」は、高級感あるデザインに加え、女性にうれしいイオンミスト機能も搭載。ちょっと期待のエアコンです!
・内部がいつもキレイなステンレス仕様
他社との一番の違いは、このステンレス仕様。空気の入り口から出口までを、ステンレスはじめ、銀イオン・チタンの力でクリーンにします。ステンレスは、除菌効果があり、汚れがつきにくいのが特徴。そのため、エアコン内部に汚れがつきにくくなり、キレイがずっと続きます。ステンレスフィルターは油汚れに強いので、油煙が出やすいダイニングや、オープンキッチンのリビングダイニングにおすすめです。
ステンレスは、汚れがつきにくい防汚効果と除菌効果が特徴。だからいつも清潔!
・お肌にうるおいを与えるイオンミスト
新機能として注目なのがイオンミスト。冷暖房中に気になるお肌の乾燥を軽減する機能です。空気中の水分からナノサイズ(スチームの約2万分の1)レベルのミストをつくって室内に放出。このナノレベルのミストは、部屋を加湿することなく、お肌にうるおいを与えてくれる新機能。女性にはうれしい機能です。特に、加湿はしたくないけどお肌の乾燥は避けたい冷房時に活躍しそうですね。
・ひと目で分かる省エネ表示「白くまくん」
ひとつ下のクラスとなるSシリーズで、省エネ大賞を受賞している日立ですが、このXシリーズは、さらに上を行く省エネ性能を実現しました。日立では、CO2削減目標「1人1日1kg」=1年で365kgが、ちょうど白くま1頭分の体重に相当するということで、白くまに色を塗ることでCO2削減の効果を表現しています。白くまの緑の部分が多いほど、省エネ効果が高いという意味。家電選びのひとつの指標として、参考にしてみて下さい
東芝エアコン 大清快 BDRシリーズ
■本格的な空気清浄機でクリーン~東芝エアコン・大清快
10年連続通産20回の受賞を誇るのが、東芝のエアコン。コンプレッサーとインバータを新開発するなど、省エネ技術にはかなりの自信があります。これらハード部分の技術に加え、空気清浄機能や快眠運転など、生活を快適にする機能も充実しています。空気質にこだわる人におすすめのエアコンです。
・本格空気清浄機能「エコdeクリーンシステム」
空気清浄の機能を表す「適用床面積」を掲載しているのは、東芝だけ。いわゆる「空気清浄機」と同等の性能があるという証であり、独自の「エコdeクリーンシステム」によるものです。エアコン本体内部に入り込む花粉やダニの糞・カビの胞子など細かい粒子を「プラズマイオンチャージャー」でマイナスに帯電し熱交換器でキャッチ。これを、除湿・冷房時に発生した水で洗い流す「アクアde洗浄熱交換器」で自動排出します。これにより、集塵力がアップするだけでなく、内部に汚れがたまらず、いつもキレイが維持できます。
・省エネ意識が高まる「おしえて」ボタン
ハードの技術により、省エネ性能は業界トップクラスですが、さらに使い手が省エネを実感できる機能にもひと工夫。リモコンの「おしえて」ボタンがそれ。このボタンを1回押すと「運転した時間と電気代」が、2回押すと「部屋の温度と外の温度」が、3回押すと「部屋の湿度」がひと目でわかります。目安ではありますが、電気代がすぐ分かることで、家族みんなの省エネ意識が高まりそうです。
・眠りを科学した運転モード「ぐっすり快眠」
こちらは、以前から搭載されていた機能ですが、寝室におすすめの個性的な機能なので、あえてご紹介。夏の間、寝ている時にずっとエアコンをつけておくと、冷えすぎてだるかったり、喉が痛かったりと、不快なことがあります。そんな不満を解消してくれているのが、この「ぐっすり快眠」。人が寝ている状態を分析し、快眠のために最適な温度に自動でコントロールする運転モードです。これなら寝苦しい夏の夜も、しっかり快眠できそうですね。
いかがでしたか?最近のエアコンは、省エネだけでなく、さらなる快適を目指して年々進化しています。「今年はエアコン買わなくちゃ」と思っている方、そろそろ売り場で下見をスタートしてはいかがですか?