海外華人が選ぶ08年10大事件…株暴落もランクイン
中国新聞社電によると、カナダの中国語新聞「環球華報」はこのほど、海外華人(海外在住中国人)が選ぶ2008年の中国十大事件を紹介した。海外中国語メディア協会が主催して、28の国・地域のメディア144社が協議して選出した。
第1位は「北京五輪大会の成功」、第2位は「四川大地震」。「環球華報」は、「2008年は中国の歴史に残る1年になった。最大の喜びと最大の悲しみを味わった1年だった」と評した。
第3位は「粉ミルクへのメラミン混入の発覚」、第4位は「3.14日のチベット暴動発生」だった。第5位は「神舟7号の成功」。
第6位は「大陸・台湾の三通実現」。台湾では、独立志向が強いとされていた民進党の陳水扁政権に替わって、国民党の馬英九政権が登場したことで、中国大陸が呼びかけていた三通(直接の「通商、通航、通郵」)が12月15日に実現した。
第7位は、経済分野から中国大陸市場での株式暴落を選んだ。年初に5261.56ポイントだった上海総合指数は、10月26日には1664.93ポイントと、約73%の下落。08年は不動産市場の低迷などもあり、中国政府の調整政策も、これまでになく多かった。11月9日には、サブプライム問題で発生した世界的な金融危機に対応するため、中国政府は4兆元を投じることを発表し、国際的にも注目を集めた。
第8位は台湾の陳水扁前総統の汚職容疑での逮捕・起訴。なお中国メディアは台湾の李登輝元総統、陳水扁前総統を「独立をなかば公然と画策する危険人物」と厳しく非難しており、陳前総統の逮捕・起訴を大きく報道している。
第9位は香港の俳優、エディソン・チャン(陳冠希)が複数の人気女優との性行為を記録していた画像が、本人のパソコンから流出した「わいせつ写真事件」。インターネットとプライバシーの問題を、改めて浮き彫りにした。
第10位は7月1日に発生した、個人による警察署襲撃事件。北京出身の1980年生まれの男、楊佳が上海市内の警察署に乱入し、警察官6人を殺害、警察官3人と警備員1人を負傷させたとされる。裁判は8月26日に始まったが、傍聴を許されたのは警察関係者だけだった。10月20日には死刑が確定。人民最高法院(最高裁)が11月21日に許可し、26日に執行された。
海外华人选出08年10大事件
据中国新闻社报道,加拿大的中文报纸《环球华报》最近介绍了海外华人选出的2008年十大事件。由海外中文版媒体协会主办,28个国家和地区的144家媒体协议中选出。
第一位是“北京奥运会的成功举办”,第二位是“四川大地震”。《环球华报》评价道,2008年注定将成为中国难以忘记的一年。是一个大喜大悲的一年。
第三位是“奶粉事件”,第四位是“3.14藏独分子暴动事件”。第五位是“神7的成功发射”。
第六位是“大陆和台湾三通的实现”。在台湾,独立意向特别强烈的民进党的陈水扁政权被替代,国民党的马英九政权登场,终于在12月15号实现了大陆呼吁的三通政策(直接的通商,通航,通邮)。
第七位选出了经济领域的中国大陆市场股价爆落。年初为5261.56点的上海综合指数到10月26日降到了1664.93点,下落了73%。08年不动产市场低迷及中国政府的政策调整比以往都要多。11月9日,为了应对金融机构信赖度下降引起全球性的金融危机,中国政府声明将投入了4万亿元,引起了国际的关注。
第八位是台湾前总统陈水扁因贪污被逮捕·起诉。中国媒体对台湾李登辉总统,前总统陈水扁评价到“公然策划独立的危险人物”,对前总统陈的被逮捕及起诉进行了大笔报道。
第九位是香港艺人陈冠希及几位女明星的性爱照从他本人电脑中流出的“艳照门事件”。网络问题及隐私问题再次浮出。
第十位是7月1日发生的袭警事件。1980年北京出身的杨佳闯入警察局杀害了6名警员,使3位警官及1名警卫受伤。审判从8月26日开始,允许旁听的只有警察相关人员。10月20日判定位死刑。11月21日最高人民法院同意判决,26日执行死刑。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081230-00000056-scn-cn