摂津市は、景気の悪化で失業者の増加が深刻な社会問題になっていることから、再来年度に採用する予定だった職員の採用試験を一部前倒しして実施しました。３５歳以下を対象に、事務職と技術職、それに保健師の３つの職種であわせて１０人募集したところ、全国から９１８人が受験し、８日は、一般教養の筆記試験が行われました。どの職種も高い競争率ですが、中でも採用枠が５人の事務職は１７１倍となっています。摂津市は、後日、面接や作文などの試験を行ったうえで、来月中旬に合格発表を行い、採用した人には４月から働いてもらうことにしています。摂津市の森山一正市長は「職員採用の前倒しを行って、少しでも雇用不安の解消に努めることも行政の重要な役割だと考えている。こういった取り組みの輪が広がっていってほしい」と話しています。兵庫県三田市から試験を受けに来た３５歳の男性は「自動車メーカーの社員ですが、景気の悪化で安定した職に就きたいと思い、受験しました。思った以上に倍率が高く、景気の悪さをあらためて思い知らされました」と話していました。

摄津市出于因经济情况恶化造成失业者增加的深刻社会问题，将一部分原本明年度进行录用的职员录用考试提前举行。虽然要求对象为35岁以下，行政职位和技术职位，加上保健师三个职种合计招聘10人，但是有来自全国918人接受考试，8日进行的是普通修修养的笔试。不管哪个职种都有很高竞争率，但是其中录用名额为5人的行政职位高达171比1。摄津市之后还将举行面试以及作文的考试，下月中旬发表合格名单。被录取的人将从4月开始上班。摄津市的森山一正市长表示“考虑到提前进行职员录用考试，不管多少都要努力尽可能消减雇佣不安定情况，这也是行政的重要作用。希望这样的做法的作用能扩大开来。”从兵库县三田市来考试的35岁男性表示“虽然是汽车制造企业的员工，但是由于经济不景气，想做安定的职业，所以来考试了。超出想象的高竞争率，又再次让人切身体会到经济不景气的程度。”