安倍晋三首相は19日、来日中のミシェル・オバマ米大統領夫人と首相官邸で会い、途上国での女子教育支援について意見交換した。首相は「女性が学ぶことの意義を最大限広げることに取り組みたい」と強調。ミシェル夫人は「日本の強いサポートなしに、私たちだけではできない。これからも一緒に協力したい」と応じ、日米で連携していく方針で一致した。
会談に先立ち、ミシェル夫人は同日、都内で昭恵首相夫人とともに教育関連行事で講演し、世界で教育支援を進めることを表明した。日米両政府は世界の女子教育を推進するための共同文書を発表し、日本政府がこの関連分野で政府開発援助(ODA)として3年で420億円以上を拠出する方針を明記した。
ミシェル夫人は20日午前に京都市を訪れ、清水寺などを視察する予定。午後には日本からカンボジアに向け出発する。