気象庁は1日、鹿児島、宮崎県境の霧島連山・えびの高原(硫黄山)について、火山活動が低下しているとして、昨年10月に出した噴火警報(火口周辺危険)を解除し、噴火予報(平常)に引き下げた。対象自治体は、鹿児島県霧島市と宮崎県えびの市。
同じく霧島連山にある新燃岳は噴火警戒レベル2(火口周辺規制)を、御鉢は噴火警戒レベル1(平常)を、それぞれ維持する。近くの韓国岳も活動が活発な兆候はないとしている。
噴火警報の解除を受け、宮崎県えびの市などは1日、火口周辺半径1キロへの立ち入り禁止を解いた。付近の県道、登山道の規制も解除した。〔共同〕