大阪府警捜査2課は2日までに、府内で1~4月に起きた特殊詐欺の認知件数は419件で、昨年同期から倍増し、過去最悪だったと発表した。被害総額は約10億2千万円。年間被害額が過去最悪だった昨年の同期より約7500万円多かった。
特に、医療費や保険料が返ってくると偽って被害者にATMを操作させ、逆に金を振り込ませる「還付金詐欺」が212件と、昨年同期の36件から大幅に増加。被害額も約6.4倍となる約2億1千万円に上った。
被害者は高齢者が多く、同課は「ATMでお金が返ってくることはない。被害に遭わないよう気をつけてほしい」と呼びかけている。