愛知県豊田市で2008年、高校1年の清水愛美さん(当時15)が殺害された事件は2日、未解決のまま丸7年を迎え、県警の捜査員が遺体が発見された現場付近や沿線の駅前で情報提供を求めるチラシなどを配った。
県警は容疑者のものとみられる遺留品のタオルなどが記載されたチラシ5千枚を用意。捜査員ら23人が同日朝から名鉄豊田市駅改札口付近で利用客に「犯人はまだ捕まっていません。情報提供をお願いします」と手渡した。豊田署の沢井重徳署長は「ご家族やご遺族の無念を絶対に晴らしたい」と訴えた。
清水さんは08年5月3日早朝、同市生駒町の田んぼで、首にビニールテープを巻かれた状態で見つかった。2日夜、下校中に殺害されたとみられる。
豊田署によると、これまでに寄せられた情報は約1250件にのぼるが、有力なものはないという。解決につながる情報の提供者には上限300万円の公的懸賞金(捜査特別報酬金)が支払われる。豊田署特別捜査本部(電)0120・400・538まで。