2日午後4時5分ごろ、愛媛県西予市宇和町の松山自動車道西予宇和インターチェンジ(IC)付近で、乗用車が対向の乗用車と衝突し、後続の乗用車も巻き込まれる事故が起きた。計7人が救急搬送され、対向車の小学3年、矢野一都(いっと)君(8)=松山市=が外傷性脳幹出血で死亡した。
県警高速隊によると、他の6人は重軽傷で、対向車を運転していた矢野君の母親の明香さん(36)と同乗の長女(6)が手足の骨折など、乗用車の会社員、徳田恒久さん(53)=東京都立川市=と同乗の母親(77)=岡山県倉敷市=が両手足の骨折などでいずれも重傷。後続車の男性銀行員(54)と同乗していた団体職員の妻(54)=いずれも高知市=は胸を打つ軽傷だった。
現場は片側1車線の対面通行。松山方面に向かっていた徳田さんが車線をはみ出したとみられる。〔共同〕