ソニーは13日、高画質の液晶テレビ「ブラビア」を刷新し、米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を採用したと発表した。スマートフォン(スマホ)に近い操作で、動画や知育、健康関連など100種類以上のアプリを大画面のテレビで楽しめる。リビングでのネット体験も変わりそうだ。
画面サイズが43型から75型までの3シリーズ7機種をそろえた。価格はオープンだが、高精細な4K対応の機種では想定価格が21万円前後から100万円程度。アンドロイドを採用したモデルは6月20日に発売する。
アンドロイドの採用で、テレビの視聴スタイルがスマホに近くなる。タッチ操作が可能なリモコンを使い、なぞるようにテレビ画面に表示されたアプリを選ぶ。
放送波やネット配信の映像番組をはじめ、ゲームや料理、健康関連の豊富なアプリを大画面のテレビで楽しめる。例えば、クックパッドが開発した料理アプリを使えば、台所にいながら、リビングの大画面に映されたレシピを見て調理できる。
テレビは豊富なコンテンツを映し出すディスプレーとしての側面がより強まる。一方でソニーは画質や音というテレビの基本性能は徹底して高めていく方針だ。
新商品ではCDよりも高音質なハイレゾを世界で初めてテレビに採用した。ハイレゾ音源をテレビのスピーカーで楽しめるほか、通常の音源をハイレゾ相当に音質をあげる技術も盛り込んだ。