【ロカルノ=共同】スイス南部の保養地ロカルノで開催された第68回ロカルノ国際映画祭の授賞式が15日夜行われ、浜口竜介監督(36)の作品「ハッピーアワー」に出演した4人の日本人女性が最優秀女優賞の銀色のトロフィーを手にした。
4人は大きな拍手を浴びながらステージに立ち、代表して田中幸恵さん(41)=神戸市=があいさつした。緊張した面持ちで、ドイツ語と日本語を織り交ぜながら「この素晴らしい賞は4人だけでなく、ハッピーアワーの出演者全員で取れたと思っています。ありがとうございます」と笑顔で話した。
受賞者はほかに、菊池葉月さん(37)=兵庫県加古川市、三原麻衣子さん(41)=同県姫路市、川村りらさん(39)=京都市。作品は神戸が舞台で、上映時間5時間以上の大作。日本では12月に全国で順次公開が予定されている。