三井化学(4183)は18日、タイで生産する紙おむつ原料の年間生産能力を2017年度までに現在の1.6倍にあたる1万900トンに引き上げると発表した。中国などアジア圏での紙おむつ需要の高まりに対応する。
増産するのは紙おむつに使う通気性フィルム。紙おむつ向けの不織布や通気性フィルムを生産するタイの工場内に製造設備を増設し、17年1月に稼働させる。
同社は紙おむつ原料など収益性の高いヘルスケア領域の事業拡大を進めている。20年度にはヘルスケア領域の営業利益を16年度見通しの2倍の300億円にまで引き上げる考えだ。〔日経QUICKニュース(NQN)〕