大阪市長を任期満了で退任する橋下徹氏について、自民党市議団の黒田當士幹事長は「スピード感だけにこだわり、公募区長や学校給食の導入などで現場に混乱をもたらした」と批判。公明党市議団の明石直樹幹事長は「議会との丁寧な協議を避け、あえて対立を強調することで市民の支持を高めた」と振り返った。
共産党市議団の山中智子幹事長は「過度な競争原理を持ち込み、市民サービスが傷ついた4年間だった」と否定した。
一方、国政政党「おおさか維新の会」代表の松井一郎大阪府知事は「保身なく、あれだけ理想を追い求めて一直線に進む政治家はいない」とたたえた。橋下氏は同党の法律政策顧問に就任するが「燃え上がるものがあれば、政治の世界で思う存分暴れてくれる」と述べ、政界復帰に期待した。