14日告示の東京都知事選をめぐり、都議会自民党は3日、都内で総会を開き、元総務相で岩手県知事を務めた増田寛也氏の擁立を目指す方針を決めた。近く党都連に要請する。都連の石原伸晃会長は同日夜、谷垣禎一・党幹事長と都知事選の対応について協議。5日には都連に推薦依頼を出している小池百合子衆院議員と会談し、意向を確認する。
特集:2016東京都知事選
「知名度」の小池氏?「実務家」増田氏? 擁立悩む自民
都議会自民の会合では、前総務事務次官の桜井俊氏の擁立を断念した経緯などの報告があり、1日の幹部会議で決まった増田氏を推す方針を確認した。
一方、小池氏はこの会合の直前、安倍晋三首相が遊説に訪れた参院選東京選挙区の自民現職の街頭演説の場に登場。終了後、都連幹事長の内田茂都議らに深々と頭を下げた。小池氏は都連の了承を得ずに立候補を表明しており、報道陣の取材に対し、「この間の非礼についてわびた。(内田幹事長らは)うなずいていた」と話した。
党内には「勝てる候補」として…