熊本県内で地震が起きた14日の翌日からの3日間で、車のバッテリーが上がったとしてJAFが支援要請を受けた件数が130件を超えた。余震が頻発し、車中泊をしている人たちからが多いという。
特集:熊本地震 ライフライン情報など
熊本地震 災害時の生活情報
熊本市中央区の放射線技師の男性(59)は16日未明の「本震」直後、家族と区内の中学校に車で避難した。妻(61)も娘(32)も、物が落ちてくるかもしれない体育館より、運動場での車中泊を望んだ。少しでも情報を集めようと、車載テレビでニュースを見続けた。節約のためにエンジンはかけなかった。17日夕、エンジンがかからないことに気づいた。
JAF九州本部によると、16、17日の熊本県内のロードサービス受付件数は、前年同日比3倍を超える各265件。JAFは9割以上が震災関連とみている。中でも「バッテリー上がり」は15日14件、16日35件、17日83件と日を追うごとに増えた。
広報担当者は「車内で夜を過ごす人が、カーナビでテレビを見たり、室内灯をつけていたりするようだ」と話す。