前半、先制のヘディングシュートを決めるガ大阪の長沢⑳。柏GK中村=角野貴之撮影
(5日、ガ大阪3―1柏)
公式戦5試合で計4得点。日本代表を目指すガ大阪の長沢が絶好調だ。
前半7分、藤春が左サイド奥深くからクロス。「ハル(藤春)を信じて入っていった」とゴール前でフリーになり頭で先制。後半16分には初瀬からのクロスに体を投げ出しながら左足を合わせた。視察にきた代表のハリルホジッチ監督の前で2得点と結果を出した。
ガ大阪は1日のアジア・チャンピオンズリーグ済州戦で、3バックシステムを導入して惨敗。それでも、この日も3バックを継続した。試合前、長谷川監督は「フォーメーションどうこうではない。気持ちで戦え」と鼓舞し、長沢は「今日はみんなの顔つきが違った」。2011年以来勝てていなかった苦手の日立柏サッカー場で、今季リーグ戦初白星を手にした。(大西史恭)
○長谷川監督(ガ) 「相性の良くない柏で勝てたのはうれしい。今日は選手の素晴らしいプレーに尽きる」
○長沢(ガ) 2得点。「ゴールをとることだけに集中できている。周りのサポートが大きい」
○倉田(ガ) 「球際とか気持ちで戦えてスカッとする勝利。全員が持っているものを出した」