柔道のリオデジャネイロ五輪男子100キロ超級代表最終選考会を兼ねた全日本選手権(朝日新聞社後援)は29日、日本武道館で開催され、五輪代表を争う七戸龍(九州電力)と原沢久喜(日本中央競馬会)が、ともに準決勝で敗れる波乱の展開となった。七戸は一昨年の王者・王子谷剛志(旭化成)に大外巻き込みで一本負け。2連覇を狙った原沢は上川大樹(京葉ガス)に0―3の旗判定で優勢負けした。
決勝は王子谷が上川に一本勝ちし、2年ぶり2度目の優勝を果たした。
全日本柔道連盟は大会後の強化委員会で、原沢を五輪代表に選出した。初出場になる。