JR西日本は18日、来島達夫副社長(61)が社長に昇格し、真鍋精志社長が代表権のない会長となる人事を発表した。6月22日の株主総会後に就任する。
来島氏は現在、2005年にあったJR宝塚線(福知山線)脱線事故の遺族担当を務める。企画担当役員として北陸新幹線の敦賀以西の延伸事業も担当している。今年秋にも、複数ある延伸ルート案の建設費などが国土交通省から示される予定で、引き続き事業者のトップとして国や与党との交渉にあたる。来島氏は記者会見で「まずは中期経営計画の目標達成、推進をやっていきたい」と述べた。
12年に社長に就任した真鍋氏は15年3月の北陸新幹線の開業などを進めた。