在中国日本大使館の微博コンテストに投稿された作品=北京、30日、西村大輔撮影
在中国日本大使館は30日、中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」で日本の魅力を写真と文章で投稿してもらう第3回「微博コンテスト」の授賞式を、同館内で開いた。日本を旅した中国人らから約2千件の投稿が寄せられ、専用ページの閲覧数は約4300万回。日本のイメージアップを図る強力なイベントに成長している。
コンテストは今年4月から5月にかけて、「享受日本(日本を楽しむ)」をテーマに投稿を募集。今回から、ネット上でさまざまな日本関連情報を発信している中国の新メディアとも連携して広報活動を展開した。「青」をテーマに沖縄の海や空の写真を集めた投稿や、銅像やオブジェを集めた投稿など、旅行者がおもしろいと思った日本各地の風景が寄せられた。
会社員の孫暁楠さん(34)は、4月初めの花見の時期に初めて妻と東京を訪れ、いろいろな角度から東京タワーを写した投稿で一等賞に選ばれた。「受賞できると思っていなかったので感激した。日本はとても清潔で安全だった」と話した。一等賞の4人には日本行きの航空券や日本製カメラが贈られたほか、同館が発信する微博の「アドバイザー」に任命された。
表彰状を手渡した横井裕大使は「一人でも多くの中国の方が日本を訪れ、日本を楽しみ、日本を理解していただくことは、日本と中国のよりよい未来のために何よりも重要」と話した。(北京=西村大輔)