再開発した港湾地区に登場した高さ約15メートル、幅約200メートルの巨大壁画。ウォールアーティストのエドゥアルド・コブラ氏の作品で、五輪にちなみ世界5大陸の先住民族の顔が描かれている。前を走るのは6月に開通したばかりの路面電車。市民の新しい足として期待されている=7月23日、ブラジル・リオデジャネイロ、朝日新聞社チャーターヘリから、西畑志朗撮影
南米初開催となるリオデジャネイロ五輪開幕まであと3日。準備の遅れや治安問題、ジカ熱など暗い話題も多いが、五輪をきっかけに未来への希望も確かに育まれている。「リオの今」を写真で追った。
再開発された港湾地区に登場したのが高さ約15メートル、幅約200メートルの巨大壁画だ。ウォールアーティストのエドゥアルド・コブラ氏の作品で、五輪にちなみ世界5大陸の先住民族の顔が描かれている。前を走るのは6月に開通したばかりの路面電車。市民の新しい足として期待されている
リオに点在するファベーラ(スラム街)のシャクリーナ地区。手作りの体育館で、子どもたちがサンバのリズムに乗ってラケットを振っていた。「スラムの子どもが銃を持つ道へ進まないように」と設立された「ミラトス協会」のバドミントン教室だ。リオ五輪にはここから巣立った2人が出場する。7歳の時から練習しているマルタ・シルバさん(13)も夢を追う一人だ。「2020年東京五輪に出場したい」と目を輝かせていた。(写真・文 映像報道部リオ五輪取材班)