男子400メートルリレー予選、最終走者のケンブリッジ飛鳥(中央)にバトンを渡し、叫ぶ第3走者の桐生祥秀=諫山卓弥撮影
18日、男子400メートルリレー予選の日本は、山県亮太、飯塚翔太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥の順にバトンをつなぎ、37秒68でジャマイカなど強国を退けて2組トップで決勝に進んだ。従来の日本記録を0秒35も更新。日本初の37秒台突入とともに、予選1組で中国がマークしたばかりの37秒82のアジア記録も塗り替えた。
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「史上最強」の呼び名は大げさではなかった。山県が男子100メートルでもみせた号砲への鋭い反応で、飯塚へ。中大時代に世界ジュニア選手権200メートルを制した飯塚が加速にのって桐生へバトンを渡すと、桐生が曲線でトップに立つ。「うおー」の叫び声を背に受けたケンブリッジ飛鳥が、ボルトを温存したジャマイカを退けた。
昨年の世界リレー大会で3位。故障などで主力を欠き、今回と同じ選手は桐生祥秀だけだったにもかかわらず、4人の走力以上の結果をたたき出した。
日本の速さを紡ぎ出しているの…