第71回国民体育大会「希望郷いわて国体」は1日、岩手県北上市の北上総合運動公園陸上競技場で天皇、皇后両陛下を迎えて総合開会式が行われ、開幕した。岩手県での開催は46年ぶり。県内の各会場で11日間の熱戦が繰り広げられる。
各都道府県選手団の入場後に炬火(きょか)台に点火され、岩手県選手団で陸上男子の高橋英輝(富士通)、ホッケー女子の小沢みさき(東北銀行)の両選手が選手宣誓を行った。
東日本大震災で被災した岩手県を舞台とする大会は「広げよう 感動。伝えよう 感謝。」をスローガンに47都道府県から選手、役員ら約2万3千人が参加。会期前実施の水泳を含む37の正式競技と、特別競技の高校野球などが行われる。
1日は重量挙げが行われ、男子69キロ級はリオデジャネイロ五輪62キロ級4位の糸数陽一(東京・警視庁)がスナッチ136キロ、ジャーク170キロを挙げ、トータル306キロの大会新記録で優勝した。