日本航空が来年4月1日から羽田―米ニューヨーク(NY)便の運航を始めることが14日、わかった。日航は経営破綻(はたん)後に受けた公的支援が手厚すぎたと問題視され、国土交通省から路線の新設を実質的に禁じられてきたが、来年度から解禁される。攻めの経営に転じる第1弾として、需要の多い路線を就航させる。
関係者によると、日航は羽田―NY(ケネディ空港)便の開設を、両空港に申請したという。現在、羽田から米国に向かう便は、ハワイ・ホノルルとサンフランシスコに飛ばしているが、ホノルルをやめてNYに切り替えるという。代わりに成田―NY便は減らす方向だ。
日航は2010年の破綻後、政府系の企業再生支援機構から3500億円の出資を受けるなどして再建を果たした。12年に株式を再上場し、年間で約1500億~1900億円の純利益を出すようになった。ライバルのANAホールディングス(HD)より1千億円以上多い水準だ。
自民党などは、民主党政権下の…