4日の西日本代表決定戦で関学大RB野々垣(33)がタックルを受けながら前進する=高橋雄大撮影
朝活のススメ――。早起きをして、朝の時間を有効活用することが、今、流行している。大手商社の伊藤忠商事など民間企業で早朝出勤を促している。そんな“朝活”を採用して、アメフットの関西学院大学ファイターズが成果をあげた。4日、ライバルの立命館大学パンサーズに26―17で勝ち、50回目の甲子園ボウル進出を決めた。
1年前、関学は立命に5年ぶりに黒星を喫した。最大の敗因は「フィジカルの差」。この差を埋めようと始まったのが、早朝6時半からのトレーニングだ。
ヒントは昨年のワールドカップで大金星を挙げたラグビー日本代表。大村和輝アシスタントヘッドコーチ(HC)や油谷浩之ストレングス担当コーチが、早朝から過酷なトレーニングをこなすラグビー日本代表の鍛え方に共感した。今年2月に大学のトレーニングセンターがリニューアルされ、早朝から使用可能になった好都合も重なった。最新の機材がそろった環境で選手たちは朝から筋力アップに打ち込んだ。
鍛えるだけではない。朝食を抜…