北大荒農墾集団有限公司建三江分公司が14日に開いた無人農業作業試行現場推進会で明らかにしたところによると、中国で今年1−6月に販売された各種自動運転農機とシステムは、前年同期比213%増の約1万1700台に達した。自動運転農機は農薬・化学肥料の使用を30%以上減らし、作業効率を50%以上高め、農作物の耕種、収穫、生産において積極的な役割を果たす。
工業・情報化部(省)、農業農村部(省)、財政部(省)などの当局は2018年以降、「誰が、どのように耕作するか」という問題をめぐり、車載情報サービス産業応用連盟(TIAA)に対して、農機業界組織、重点企業、研究院(所)、大学と作業組織を作り、無人農業作業試行を開始するとともに、適切な時期に地形、地質、作物が異なる地域を選び試験拠点を設立し、スマート農機やスマート農業、クラウド農場建設の融合発展を推進するよう指導している。
今年9月まで中国の12省(自治区・直轄市)が小麦、稲、トウモロコシなどの主要食用作物、及び綿、油、砂糖、果物、野菜、茶などの大口商品作物の計14種の代表的な作物について18の試験エリア、計5333ヘクタール以上の試験田を建設しており、中国の大半の地質と地形をカバーしている。
工業・情報化部装備工業一司の関係責任者は、「工業・情報化部は今後、農業農村部や財政部などの関連当局と共に、農業のプロセス全体にわたる無人作業試験の実用段階への漸次的な移行を積極的に推進し、無人農機作業の商業化応用と市場普及を実現する」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年10月16日