初優勝を飾った橋本崚
第47回防府読売マラソン大会は18日、山口・防府市スポーツセンター陸上競技場発着のコースで競われ、マラソン2度目の橋本崚(りょう)(GMO)が2時間11分20秒で初優勝を飾った。2位に吉村大輝(たいき)(旭化成)が入り、4日の福岡国際で日本選手トップの3位に入った川内優輝(埼玉県庁)は2時間12分45秒で3位だった。
(スタート時の天気は晴れ、気温12・5度、湿度76%、南東の風0・7メートル)
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■川内「福岡は奇跡だった」
来夏のロンドン世界選手権代表の有力候補となっている川内は3度目の優勝を逃し、「悔しいですね。でも、若い選手が出てきたことは良かったと思います」。ペースメーカーのいなくなった26キロ過ぎにスパートしたが、31キロ手前で橋本に逆転された。福岡国際の直前に痛めた左足首の影響で予定の練習はこなせなかった。「万全な練習を積めないと仕掛けても思い通りにいきませんね。やはり福岡は奇跡だった」と、2週間前を振り返っていた。