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(19日、フィギュア四大陸選手権 男子フリー)
羽生結弦vs.チェンの得点を分析 勝敗を分けたのは…
羽生がまたレベルを上げた。「アベレージが上がった。最低限の演技が、試合で使える実力になった」
男子フリーで演技する羽生結弦=遠藤啓生撮影
最後から2番目のジャンプ。予定のトリプルアクセル(3回転半)ではなく、とっさに4回転トーループからの連続ジャンプにした。そして最後の3回転も難度の高いトリプルアクセルにし、ともに決めた。
一つや二つのミスでは簡単には負けない強さを誇ってきた羽生も、追い上げられている。SPで3位になり、勝つには大きなミスが許されなかった。
記念撮影を前に、言葉を交わす2位の羽生結弦(中央)と3位の宇野昌磨。手前は優勝したネーサン・チェン=遠藤啓生撮影
この日、前半の4回転二つは成功させたが、中盤の4回転が2回転に。このままでは4回転が計3度になってしまう。4回転の数と種類で上回るチェンに勝つには――。カバーする方法を「計算しながら」滑った。急きょ「練習でもやったことがない」という構成変更をして成功させた。
平昌五輪での連覇のプランは「…