北京時間12日、国際スケート連盟(ISU)は「スケーティングアワード2020」の受賞者リストを発表した。2度にわたって冬季オリンピック金メダルを獲得した日本の羽生結弦選手がこの重量級アワードを手にし、2019-20シーズン最優秀選手の栄光に輝いた。中国新聞網が伝えた。
試合で演技を披露する羽生結弦選手(資料写真)。
このアワードはISUが本年度から初めて打ち出したもので、フィギュアスケート界で傑出した選手やコーチなどを表彰することを目的としている。今年の審査団は6人で構成されており、中国の元フィギュアスケート選手で世界選手権優勝経験を持つ陳露氏もそのうちの1人を務めた。
授賞式はもともと2020年世界選手権モントリオール大会の最終日に行われる予定で、エキシビション形式での受賞結果発表が計画されていた。しかし新型コロナウイルス感染症の影響で、3月に開催予定だった世界選手権は中止を余儀なくされた。そのためISUは最終的に、授賞式をオフィシャルサイトを通じオンライン形式で行うことを決定した。
今回のアワードでは、全部で7つの賞が設けられた。そのうち最も重量級の賞である「最優秀選手」賞には、最終的に羽生選手が選ばれた。
2018年2月16日、平昌冬季オリンピックのフィギュアスケート男子シングル・ショートプラグラムで、日本の羽生結弦選手はトップにつけ、観客席から多くのファンらがぬいぐるみをリンクに投げ込んだ。写真は、試合の進行を妨げないように、急いでぬいぐるみを拾い集めるボランティアスタッフたち(資料写真/撮影・宋吉河)。
「もっと向上し、もっと強くなりたいと願っています。できなかったことを克服する努力を重ねています」。授賞式にリモート出演した羽生選手は、フィギュアスケートへの熱意をこのように述べ、ファンの応援に感謝した。
高難度の技と優雅な動作、整った顔立ちは羽生選手の代名詞となっており、また羽生選手が全世界で無数のファンを獲得する理由にもなっている。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年7月13日