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若い世代へ伝えたいこと 経験重ねた中小企業経営者から

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2017-3-20 12:57:11  点击:  切换到繁體中文

 

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伊藤麻美社長(前列中央)と従業員のみなさん=さいたま市


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新しく社会人となる人たち、将来を夢みながら就職活動に励む学生たち。春は若者が躍動する季節でもあります。最終回となるシリーズ「われら中小企業」では、経営者のみなさんに、いま若い世代に伝えたいメッセージを書いてもらいました。うち4人の職場を訪ね、経験を重ねるなかで考えてきたことをうかがいました。


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■女性たち、覚悟決めよう 日本電鍍工業社長・伊藤麻美さん(49)


いまの若い女性のみなさんは、恵まれています。社会に、女性活躍の空気があるからです。でも、調子に乗っては絶対にいけません。


最近の「女性活躍」の風潮は、先輩の女性たちが脈々と世間と闘ってきたおかげ、です。若いみなさんには、次の世代への重い責任があります。「やっぱり女はダメだ」と言われてはなりません。覚悟を決めましょう。ただし、男性に腕力でも勝て、などと言っているのではありません。しなやかに強く、夢に向かって挑戦していくことです。


私は大学を卒業後、FMラジオでDJをし、アメリカにわたって宝飾関係の仕事につく準備をしていました。けれど、父が亡くなり、経営していた会社は倒産寸前。なり手がいなくて、32歳で後を継ぎました。


医療機器、楽器、宝飾品など、さまざまなものに「めっき」をする製造業の会社で、若い女性社長は珍しかった。「本物の社長を出せ」などと言われたものです。さらに、経営は苦境です。向かい風ばかり吹く環境にいましたので、覚悟を決めました。「従業員みんなを笑顔にする」と。多品種化や技術開発に取り組んで黒字になり、新卒採用もできるようになりました。


「女性経営者」「女性従業員」などと、わざわざ枕ことばをつける必要がない時代を、共につくりましょう。(聞き手・編集委員 中島隆)


■理想を掲げて逆算する 蔵ホテル一関社長・松田和也さん(55)


若い社員には口酸っぱく、「自分は何のために働くのかを考えよう」と言います。目の前のことに手いっぱいなときには、難しい問いかもしれません。それならば、10年後、20年後にどうなりたいか、理想を掲げてみる。逆算して、いまどう振る舞えばいいのか考えてみるのです。


こう考える背景には、私自身の経験があります。「松田君は何のために経営しているんだ」。10年あまり前、そう問われてきょとんとしてしまいました。そこから初めての経営理念を、社員とともにつくりました。ホテルを倒産の危機から立て直すことができましたが、理念があったことでいい判断、そしていい準備ができました。


私たちのホテルに入れば、おじぎの仕方や笑顔のつくり方は一通り教えますが、結局は人間性、つまり本人が育ててきた感覚が基盤です。私の感覚で押しつけてもうまくいきません。逆に、若い人たちも私や先輩の理解できるところを見つけてかかわってみてください。


教え込む「教育」より、ともに成長する「共育」という言葉がしっくりきます。一人ひとりが理想を掲げ、仲間をつくって会社の理念を共有してほしい。理想、理念とは、言いかえれば、どう幸せになるか。働く目的は、生きる意味です。これからずっと考え続けることです。(聞き手・村上研志)


■目の前の人を楽にして お掃除でつくるやさしい未来社長・前田雅史さん(47)


どんな仕事も、尊い仕事です。与えられた仕事の先に何を夢みて、だれの笑顔を思い浮かべながら、志を持って働くかが大切です。


社会に出てすぐは、自分の志の大きさと、よちよち歩きゆえに何もできない現実とのギャップに苦しむこともあるでしょう。そんなときはまず、目の前の人を楽にしてあげることです。先輩の仕事の手伝いをするのでもいいし、お年寄りの荷物を持ってあげるのでもいい。自分の未熟さに落胆せず、目の前の人をちょっとでも楽にする。これこそ、働くことの基本だと思います。


私の会社は、マンションやアパートの共用部分などの清掃をしています。ここ数年、新卒の社員が第1希望でやってきます。彼らはみな、共通するある「障害」を乗り越えてくる。「小さな会社はやめておきなさい」「掃除なんて」といった、周りの人の意見です。それでも、自分の意思を貫いて入社してくるのです。将来の夢や仕事に思いを巡らせたときに、他人に惑わされず、自分の人生の価値をしっかり見つめる強さを感じます。


私はいま47歳。先のことはわかりませんが、今後30年は社会人としてみなさんと一緒に歩むと思います。同じ時代を共にする同志として、一緒に汗をかきながら、仕事を通じてよい社会をつくっていきましょう。(聞き手・吉沢龍彦)


■「応援したくなる人」に ウェルネスダイニング社長・長澤眞也さん(63)


人は、自分の力だけで生きているのではありません。周りに助けられて生きています。変に遠慮せず、いろいろ人に教えてもらってハッピーになれば、今度は自分が人を助けてあげることができます。


暗い顔をして人を寄せつけないバリアーを張るのではなく、不安はのみ込んで明るく振る舞い、周りが「応援したくなる人」であるように心がけましょう。助けてくれる人が増えれば、成果や実力は、不思議と後からついてきます。「運」は偶然ではなく、応援してくれる人がどれだけいるかで決まると思います。


私は起業してしばらく、うまくいかず、新しい融資も受けられませんでした。経営が軌道に乗る転機になったのは、ある人からのアドバイスでした。「そんな暗い顔では、売れるものも売れない。明るく、元気に、前向きに」と。その後、銀行に明るく前向きに事業ビジョンを説明したら、「面白い」と言ってもらえて融資を受けることができました。


以来、暗い言葉は思っても口に出さず、逆に楽しさやうれしさなどプラスの言葉はどんどん口に出すよう心がけてきました。話しかけやすい雰囲気になったようで、自分を応援してくれる人が増えました。療養食の宅配会社を営むいまも、振り返ると人生の節目節目で人に助けられて自分があることに気づきます。(聞き手・吉川啓一郎)


■中小企業の自称・応援団長として


「われら中小企業」はこの2年間、およそ50人の経営者に毎月アンケートをし、様々な声を紹介してきました。従業員への愛、地域への愛、経営に生死をかける覚悟。大企業にふりまわされる悲哀、自分たちの思いが政治に届かない怒りやあきらめも、感じました。日本の企業の99.7%は中小企業で、働き手の約7割が勤めています。中小企業の自称・応援団長として、「主役」の取材は続けていきます。(中島隆)



〈今年度協力いただいた49社〉 【北海道】武部建設、岩見沢液化ガス【東北】高田自動車学校、八木澤商店、オクト、蔵ホテル一関、シェルター、八葉水産、東穀、ヴィ・クルー、キクチ【関東】中里スプリング製作所、日本プラスター、日本電鍍工業、永瀬留十郎工場、プレジール、日本橋梁工業、コビーアンドアソシエイツ、吉村、石坂産業、アイシービー、喜久屋、セリエコーポレーション、アトム精密、エイアンドピープル、ミナロ、アフロディーテ、ウェルネスダイニング、一友ビルドテック、ユウマペイント、サンパワー、ジー・ブーン【中部】給材、ネコリパブリック【近畿】ロマンライフ、山田製作所、中野BC、新日本テック、進和建設工業、カワキタ、梅南鋼材、三協製作所、成田塗装、日本グリーンパックス【中国、九州】エブリイ、ヒューマンライフ、お掃除でつくるやさしい未来、プレースホーム、ツシマ




 

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