英国の教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)」は30日、初の「世界大学ランキング日本版」を発表した。1位は東京大、2位東北大、3位京都大と、国立の旧帝国大が上位に並んだ。
同誌のランキングの世界版は研究力を軸にランクづけしているが、日本版は日本の事情に即して評価し、学生1人あたりの教員数▽高校教員や企業、研究者へのアンケート▽外国人学生や外国人教員の比率――などを通じて主に教育力を測った。協力が得られた435校を対象とし、150位までの総合ランキングを作った。国別ランキングを作ったのは米国に次いで2番目。
30位以内のうち21校は国立大で、私立大は6校、公立大は3校だった。調査に協力したベネッセコーポレーションの山崎昌樹・学校カンパニー長は「学力ランキングとは違うものになったと思う。東大は教育力をトータルで見るとトップになってしかるべきだという結果になった」と話した。(片山健志)
■世界大学ランキング日本版の上位に入った大学
※総合ランキング。数値は各大学の評価を表す「総合点」(100点満点)
①東京大 88.5
②東北大 87.4
③京都大 86.8