試合後、あいさつを交わす本田④、長谷部⑰ら日本の選手たち=長島一浩撮影
サッカーW杯セネガル戦での日本の健闘を米メディアも伝えている。ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)の記事は、乾選手がシュートを決める写真を目立つ位置に掲載。セネガルが2度先行し、日本が同点に追いつく展開で「大いに楽しませてくれる引き分け試合だった」と評した。
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西野監督が試合前、身長を5センチ伸ばし、体重を5キロ増やすように選手に指示したと冗談で「体格差」に触れたことを紹介した上で、開始直後は「彼の予言が正しかったことを証明した」と解説。「しばらくの間はセネガルが試合を支配し続けるかのように見えたが、最終的に日本がリズムをつかみ、ボールを保持した」と日本が盛り返したことを伝えた。
記事は、後半もセネガルの出だしが良く2点目をあげたが、「そのリードは長くは持たなかった」。日本は「W杯での日本の最近の8得点のうち6得点に絡んだケイスケ・ホンダを投入し、彼が再び得点した」と同点弾を伝えた。
米スポーツ専門局ESPNのブログ記事は「日本が根性を見せた」との見出しで、日本の「気迫と不屈の精神」をたたえた。
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日本が大会の直前に監督を代える「騒動」に対処しなければならなかったと経緯を紹介。サッカーでは明確な方針などチームの継続性が勝利のカギになると言われてきたが、「同じ監督が3年間指揮し、より注目されてきた」セネガルを相手に、「今回の日本はこの説をナンセンスだと退けてみせた」と伝えた。
記事は最後に「大会前は期待されていなかったが、日本は今や1次リーグを突破するだけでなく、首位通過する十分な可能性を持って(1次リーグ)最終戦に臨む」としめくくっている。(ニューヨーク=金成隆一)