10月21日投開票の那覇市長選で、城間幹子市長(67)が24日、2期目を目指して立候補すると表明した。城間氏は那覇市長から転身した翁長(おなが)雄志(たけし)知事の後継者。市長選には、自民党沖縄県連会長代行の翁長政俊県議(69)が立候補を表明しており、11月18日投開票の知事選の前哨戦となる。
那覇市での会見で城間氏は、待機児童対策など子育て環境の改善に取り組んだ1期目の実績を強調し、「市民所得の向上を目指す。子どもの貧困をなくすため、家計を強くしたい」と述べた。同席した翁長知事は「基地のない平和な沖縄をつくっていく意味でも、県都那覇市は、全県民の先頭に立って頑張る必要がある」と訴えた。
城間氏は教員出身で、副市長などを歴任。4年前の市長選は知事選と同日に投開票され、城間氏が自民、公明両党推薦の新顔を破り初当選した。(山下龍一)