中部空港(愛知県常滑市)に30日、国際線で到着した日本人が自動的に帰国手続きをできる「顔認証ゲート」が6台導入された。
顔認証ゲートは6月から国際空港での本格導入が始まり、中部空港は成田、羽田、関西に続いて4番目。旅券のICチップにある顔写真データとゲートで撮影する顔写真を照合して本人確認をする。撮影した顔写真のデータは通過後に消去される。旅券には帰国のスタンプは押されないが、希望すれば入国審査官が押す。
自動化により、増え続ける外国人に入国審査官を多く振り向ける狙いがある。中部空港では11月上旬に日本人の出国にも9台導入する予定だ。(豊平森)