自民党の石破茂・元幹事長(発言録)
(安倍晋三首相が26日に党総裁選への出馬表明で「骨太の議論をしていきたい」と述べたことについて)私もしたい。「骨太」が何を示しているのか分からないが、抽象論ではなく具体論を含めたということだと思う。言いっ放し、聞きっ放しは議論とは言わない。互いが質問し、聞いている方の理解が深まっていくのを議論という。
「西郷どん」意識した首相 総裁選の出馬表明、鹿児島で
(「正直、公正」のキャッチフレーズの見直しについて)いろんな意見を聞くのは必要なことだが、「正直、公正」は私がずっと掲げ続けたテーマであり、「正直で公正な政治を目指す」という自分の確固たる政治姿勢を変えることはない。
(総裁選でまず論戦を挑むテーマについて)国民の関心が高いテーマを重点的に取り上げるべきだ。年金、介護、子育てや経済政策が非常に国民の関心が高い。(自身のセールスポイントは)具体的な政策だ。(同じ)自民党だから、天と地ほど政策が違うことはあり得ないが、そこに至る道筋をどうするかは当然相違がある。国民が納得、共感してくださるものを提示していきたい。(26日夜、都内で記者団)