国民民主党の小沢一郎氏(発言録)
野党があまりにもふがいない。「政権を代えるんだ」という言葉は、現状ではむなしく響くだけだ。野党がこのままであれば、たぶん官邸の主は解散をしたくてむずむずしているでしょうから、ダブル選(衆参同日選)になる可能性が結構高いのではないか。
野党は、我々が目指す政治の目標を国民に訴えなくてはならない。国の富をできるだけ平等に配分するというのが政治の具体的な役割だ。世界の他の国々に比べれば何とか食っているから危機意識は薄いが、このような状況が続くと本当に大変なことになる。国民みんなが気がついたときにはゆで上がっている。
カエルは少しずつ少しずつ温めると、自分の体温をそれに合わせて上昇させ、お湯の温度に合わせようとする。したがって、知らず知らずのうちにカエル自身がゆで上がってしまっている。そんな状況であると、私は現実を認識している。いまの現状では、ダブル選が行われれば絶対と言っていいほど勝てない。(東京都内での講演で)