沖縄県知事選に立候補するため前市長が辞職したことに伴い9月30日に投開票される宜野湾市長選で、市政野党側は27日、前県高校PTA連合会長の仲西春雅(はるまさ)氏(57)を擁立することを決めた。立候補要請を受けた仲西氏は「重く受け止め、調整したい」と前向きな態度を示した。近く立候補を表明する見通し。
続く本土との溝、基地問題の行方は…沖縄はいま
市政野党の市議らは「米軍普天間飛行場の閉鎖・返還、辺野古新基地建設の阻止、オスプレイの配備撤回に全力で頑張れるという基準に最適任」として、仲西氏を選んだ。仲西氏はサービス業の会社役員で、昨年12月に宜野湾市の普天間第二小学校で起きた米軍ヘリの窓落下事故後の市民大会では実行委員長を務めた。
市長選には、市政与党側の候補者として、副市長の松川正則氏(64)が立候補を表明している。(伊藤和行)