米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画をめぐる県民投票が、全県で実施される公算が強まったことを受け、玉城デニー知事は25日、県庁で「(県議会に)努力をしていただいて良かった」と述べた。不参加を表明していた5市のうち事務作業が間に合わない市は、投票日を1~2週間後にずらす方針。
県民投票は2月14日告示、24日投開票だが、謝花喜一郎副知事は25日、事務作業が間に合わない市については、投票日を3月3日か10日にする方向で調整する方針を記者団に示した。他の市町村は2月24日に投票するが、即日開票はせず、全市町村の投票が終わった後で一斉に開票するのが望ましいとの考えも明らかにした。
不参加を表明していた5市長は25日、相次いで前向きな反応を示した。うるま市の島袋(しまぶく)俊夫市長は「実施する方向で進めたい。歓迎したい」。沖縄市の桑江朝千夫市長は「実施する方向で議会と話をする」と述べた。石垣市の中山義隆市長も「投票に向けての動きになる」と話した。
県は、選択肢を賛否の2択から…