フランス映画界を代表する俳優ジェラール・ドパルデュー氏(69)から性的暴行を受けたとして、20代の女性俳優が告訴していることが30日、わかった。ドパルデュー氏側は否定しているという。仏メディアが報じた。
仏ニュース専門局BFMTVなどによると、女性は8月上旬、仕事上のアドバイスをもらおうと、パリ市内にあるドパルデュー氏の自宅を訪れた際に被害を受けたと主張。27日に被害届を出し、パリ検察当局が予備捜査を始めた。女性の両親が同氏の友人だったという。同氏の弁護士は「違法な行為は何一つしていない」としている。
ドパルデュー氏は「シラノ・ド・ベルジュラック」(1990年)で、カンヌ国際映画祭の男優賞をとるなど、多くの映画で活躍している。(パリ=疋田多揚)