レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピット。現代のハリウッドを代表する2大スター男優が第72回カンヌ国際映画祭に登場し、会場が興奮に包まれた。
2人の共演作であるクエンティン・タランティーノ監督の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」が、21日夜(日本時間22日未明)に公式上映された。レッドカーペットの周辺には、2人を一目見ようと、ファンたちが昼過ぎから押しかけた。
この映画は長編コンペティション部門の参加作品。1969年のロサンゼルスで起きた女優シャロン・テート殺害事件を軸に、テレビに押されつつあった当時のハリウッドを描いた作品だ。ディカプリオが演じるのは、テートの隣に住む落ち目のスター俳優。ピットの役は彼の専属スタントマン兼世話係だ。
日本では8月30日に公開される。(編集委員・石飛徳樹)