埼玉県川越市議から性的な言葉をかけられるなどのセクハラを受けたとして、市議会事務局の30代の女性職員が14日、市長と市議会に、市議の厳重処分や専用相談窓口の設置など再発防止を求める要請文を提出した。上司に相談したが改善されなかったためとしている。
記者会見した女性職員によると、女性は4月から市議会事務局に勤務。新井喜一市議(68)=当選8回=に宴席で太ももをなでられ、ショックと体調不良で欠勤したと話す。このほか、「視察旅行に一緒に行こう」と言われるなどしたという。
市議会事務局長は、取材に「相談があったと報告を受けたが、様子を見ようと判断した」と答えた。
新井市議は同日、「ひわいな言葉をかけた事実はない」「同席者もいるので聞いてほしい」などと文書で反論した。