2019年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会開幕まであと1年となる20日、W杯に向けた改修を終えた大阪・東大阪市花園ラグビー場が報道関係者に公開された。スクラムをモチーフにした格子状の正面ゲートができ、照明設備や大型ビジョンも新設された。
W杯で、花園ラグビー場では来年9月22日~10月13日、イタリア、米国など7カ国の代表チームの4試合が行われる。
市は17年2月から改修工事に着手し、今月19日に完了。照明や710インチの大型ビジョン、北側スタンドを新設し、座席は全席セパレートタイプに変え、ゴールポストも高さ13メートルのものからW杯基準の17メートルのものに取り換えた。総工費は72億6千万円。一部は全国からの寄付金でまかなわれた。
10月14日に一般公開される。こけら落としとして、同月26日に日本代表と世界選抜の試合が、1929年の開場以来初のナイター試合で行われる。(大野正智)