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豪のタツノオトシゴのオス 「腹」で求愛と子育て二刀流

作者:佚名  来源:本站原创   更新:2018-9-26 18:40:11  点击:  切换到繁體中文

 

360度いきもの目線


細長い体と筒状の口にギョロッとした目。容姿が馬や竜に似ていて魚類には見えないが、胸びれや背びれが小刻みに動いている。タツノオトシゴの仲間「ビッグベリーシーホース」だ。約40匹を飼育、展示している「しながわ水族館」(東京・品川区)で360度撮影をした。


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水槽内にカメラを設置したが、どの個体もカメラを怖がることもなく、優雅に泳いでいる。レンズに向かってすーっと顔を近づけてくるものもいる。ちょっとキリンに似ているかも。


タツノオトシゴの仲間は肉食性。小型の甲殻類や魚などを吸い込んで食べる。泳ぎは得意ではなく、海藻やサンゴなどに尾を巻いて、エサが近づいてくるのを待つ「待ち伏せ型ハンター」だ。飼育員の福井正志さんは「エサを食べる瞬間だけは、普段の動きから考えると想像できないくらい速いです」。


タツノオトシゴのオスは「イクメン」でも知られる。オスの腹にある育児囊(のう)にメスが卵を産み付け、育児囊の中で孵化(ふか)した稚魚を「出産」するという。ビッグベリーシーホースは主に春夏に出産する。今回は、腹の中に子どもがいるオスの姿は見えなかったが、育児期間のオスは腹が大きく膨らむので見てわかるらしい。また、腹の大きさをメスにアピールするために水を入れて膨らますこともあるという。


ビッグベリーシーホースは、オーストラリア南部の冷たい海に生息。成長すると全長35センチにもなる。体のほとんどは、ウロコのような骨板で覆われている。(竹谷俊之)



 

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