日米の閣僚級による通商協議「FFR」の会合が25日朝(日本時間25日夜)、米ニューヨークで開かれた。日本側は、貿易に関する新たな二国間協議の開始を提案。早ければ年明けにも、農産品などの関税交渉に入ることを想定する。茂木敏充経済再生相は終了後、記者団に「両国の貿易を促進する方策について基本的な認識は一致した。首脳会談で良い成果が出せるようにしたい」と述べた。
日本政府関係者によると、約1時間の会合では茂木氏が首脳間で交わす合意文書の文案を示し、米国側のライトハイザー米通商代表部(USTR)代表と内容を詰めた。双方が結果を両首脳に報告し、26日午後(同27日午前)の首脳会談で正式な合意を交わす段取りを描く。首脳会談後に、茂木氏が合意内容を発表する方向で調整している。
ただ、対日貿易赤字に強い不満…