東京で生まれ育った明星大(東京都日野市)2年の宮沢孝信さん(19)と、吉野岳昴(たける)さん(19)はいま、沖縄県知事選のニュースから目が離せないでいる。 「辺野古は31分の1の米軍基地」沖縄・若者らの主張 特集:沖縄はいま 9月上旬、大学で募集があった2泊3日の沖縄研修旅行に参加したことがきっかけだ。沖縄の同世代が企画する平和学習では、24枚の「基地問題証言カード」を示された。 〈ずっと基地の近くに住んでいるので騒音はあまり気にならない〉 〈父が米兵、母が沖縄の人なので、発言しづらい〉 これは基地に賛成か反対か。分類するよう問われ、意見は割れた。基地問題といえば、目に浮かぶのは賛否を色分けした円グラフ。宮沢さんは、単純な構図でしか見ていなかったと気づかされた。 糸満市の「平和の礎(いしじ)」には、沖縄戦などの犠牲者約24万人の名前が刻まれていた。約8万人は県外の人だった。平和祈念資料館では、沖縄戦で方言を口にしただけでスパイ扱いされ、日本兵に殺された住民がいた、と知った。ショックだった。 海を埋め立てる基地建設が進む… |
米軍基地問題「当事者って誰?」 東京育ちが見た沖縄
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