菅義偉官房長官は5日の記者会見で、臨時国会で審議予定のサイバーセキュリティ基本法改正案の答弁を桜田義孝五輪相に担当させる方針を表明した。桜田氏の国会答弁が不安だとして首相官邸内から法案担当の交代を求める声も出ているが、菅氏は「適材適所だ」と改めて強調した。
桜田五輪相の答弁、官邸が不安視 法案担当の変更を検討
東京オリンピック2020
改正案はサイバー対策のための官民の協議会設置などを盛り込み、内閣官房が所管する。改造前は五輪に関連するとして鈴木俊一五輪相が担当していた。
桜田氏は、菅氏の前に行った自身の会見で改正法案の担当閣僚について問われ、「早期成立に政府一体で全力を尽くす。担当大臣の件は私から申し上げることはない」と発言。その後に官僚から促され「私が担当であります。そうですね?」と官僚に確認しながら回答していた。
桜田氏は文部科学副大臣だった…