琉球王国時代の1450年ごろに始まったとされる伝統行事「那覇大綱挽(おおつなひき)」が7日、那覇市中心部にある国道58号の久茂地交差点であった。全長200メートル、直径1・56メートル、重さ40トンの巨大な綱を、市民や観光客ら約1万5千人(主催者発表)が参加して東西に分かれて引き合った。
約12分間の熱戦は、大綱を5メートル動かした「東」の勝ち。勝負が決すると、参加者らがカチャーシー(沖縄の手踊り)を舞った。観衆は主催者発表で約27万人。国外からの参加者も多く、英語と中国語で会場アナウンスもあった。(山下龍一)