江戸時代に来日した医師シーボルトが収集した動植物などを展示し、日本とオランダの文化交流の拠点となってきた博物館「シーボルト・ハウス」(オランダ・ライデン市)が、苦境に立たされている。同国政府の助成金や日本企業の協賛金で財団が運営してきたが、来年から助成金が大幅に減額され、主要なスポンサー企業との契約も終了することになったためだ。同博物館は日本政府や新たな企業の支援を求めている。 伊能忠敬の地図、注目再び 各地に写本、知識層に拡大か 同館はシーボルトが日本から帰国後に住んでいた旧居にある。2000年に天皇陛下が訪欧した際に訪問し、日本から持ち帰ったシーボルトの収集品を見学した。 その後、博物館に改装され、05年にオープン。欧州では数少ない日本専門の博物館で、シーボルトが集めた動植物の標本や工芸品、日用品など約2万5千点を管理する。能面からハローキティまで、日本文化を紹介する特別展も随時開いており、年間4万4千人が訪れるライデンの観光名所の一つだ。 14年にオランダ国王が来日した際には、天皇陛下が「シーボルト・ハウスは、日オランダ交流の新たな象徴として大きな役割を果たしている」と述べた。 だが、同館のスヒールメイヤー… |
オランダのシーボルト博物館、苦境 能面もキティも展示
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